2014年より研究を重ねてきた菓子がついに商品化! 菓子を作るにあたって、様々な疑問がある。
その疑問は
「なぜ菓子は出来るのか?」
から始まった。 今まで多くの疑問を一つ一つ解決していきその都度新しい商品が出来上がった。
今回の『ほわれ』については こんな疑問だ。
「なぜどら焼きは鉄板で焼かなくてはならないのか?」
かなりの時間を費やしストイックに追及しました。 熱の科学から勉強し、材料の分析
そして見えてきたのは洋菓子でした。 鉄板ではなくオーブンで焼くと、まったく違う菓子に
変身したわけです。 そこからは多くの方々の協力のもと、理想の商品に近づけていきました
まず取り組んだのは商品名と商品イメージ いつも製品自体を完成させる前にイメージ作り
から始めます。
今回は製品名にもなる『ほわれ』のキャラクターを、包装資材をメインでデザインして いただいている 東京倉田包装の山中さんとともに 作り上げ
次に『ほわれ』とキャラクター『ほわれちゃん』のストーリー考えました。
以前から絵本の中から飛び出すスイーツ を作ってみたかったんですよね。
その思いは倉田包装の優秀な営業マン若山氏から山中さんに瞬時に伝わり
現実となりました。女性の感性というのは素晴らしいですね。彼女はこの『ほわれ』だけではなく、当店の人気商品「あんぱんまんじゅう」や「パパのおなか」のキャラクターイメージも手掛けてくださっています。
〝卵焼きの大好きなほわれちゃんが、 料理をしていたらスイーツができたよ″
そのストーリーをもとに製品をイメージを固めていきました。
菓子ができる前に包材と販売方法が決まっていたんです。
そこからは菓子職人としての最大の こだわりの部分です。究極の卵を養鶏場の協力のもと 作り上げました。私共の工場から1時間以内で行ける 一宮市の「浮野養鶏」さん
こちらで扱う「尾張の卵」というブランド卵をさらに濃厚卵白を 増加させる為の一大プロジェクトに乗り出しました。この卵の研究は個人的にも大きく成長した部分でした。卵白と卵黄 それぞれの役目と卵と製菓の深いつながりと意味 この数か月で学んだことを文字にしたらおそらく論文が書けるほどの内容量かと思います。
よい卵とは何なのか? どうしたら理想の卵 が産まれるのか?
生産者の努力と知恵なんですね。 何度も何度も養鶏場に通い、山田社長 にご指導いただきました。卵の品質、 力、思いによってお菓子を大きく 変化させることができるんですね。
そして、今回の製品開発に大きく力を 授けてくださった方はフードエキス パートである長田絢さん。
企画から開発・販売方法に至るまでご協力いただきました。
彼女はテレビ雑誌などでご活躍されている 食のエキスパートで、長いお付き合いの 友人でもありました。様々な食品開発のノウハウから、改めて食の大切さを学ばせていただきました。
今まで私が作ってきた菓子、其々に思いが ありドラマがあり
自信を持ってお客様に食べていただけると自負しておりますが、この『ほわれ』ほど私を興奮させ、苦しめ、 強くした菓子は
ありません。そしておそらく 今後もこの商品については現状にとどまらず、味も形も変わっていくことを予想しています。
前もってあやまっておきますね!
小ざくらや一清の菓子の追及はこの『ほわれ』にあり
とあきらめて
「前と違う~~!!」
なんて怒らないでくださいね。 これからも「ほわれ」は成長を続けていくでしょう!
販売価格は200円(税込) 賞味期間は2週間
お味はとりあえずプレーンのみ。 最終的には5種類ほどのアイテムを揃えますね!